ビスマルク曰く
『愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ』
アメリカの自動車メーカー3つのうち
GMとクライスラーが破産しました。
残るはフォードだけです。
と、前置きしておいて・・・
行政書士になる前は
銀行員なんぞをやっておりました。
退職前に所属していたのは
企業にお金を貸し出すことに対し最終的な判断をする
審査部という部署でした。
いくつか審査を担当する業種を持っていたのですが
その中のひとつに自動車がありました。
自動車といっても対象は日本メーカー(トヨタ、ホンダ等)だけではないので
当然、世界中のメーカーの特徴と財務データを把握していました。
それでですね、
アメリカには自動車メーカーが3つあるんです。
・GM(ゼネラル・モーターズ) 【ちなみに破産】
・FORD(フォード・モーター・カンパニー)
・CHRYSLER(クライスラー) 【ちなみに破産】
この3つを 『BIG3』 なんて言うんですね、ちなみに。
それで・・・
当時から自分自身の考えとして確定的に抱いていたのは
『こりゃ~ダメだな!!』
ってことなんです。
なので、
今回はその自分自身の予言が当たったってことで
是非、褒めてもらいたいんです・・・
ってことじゃなくて!!!
・・・
アメリカの自動車メーカーの何がダメって
理由はいくつもあるんです。
ただ、分かりやすく言うと下の2点。
・財務的理由
・技術的理由
破産の本質的には
どちらかというと財務的理由が大きなウェイトを占めるのですが
話的につまらないので飛ばします。
それで、技術的理由によるところも大きい訳なんですよ。
つまりですねぇ~、
欲しい車じゃないんですよ、簡単に言うと。
あっ、ちなみに欲しいか欲しくないかの観点は
アメリカ人の観点であり、
私の個人的な観点ではないのであしからず。
石油がぶ飲み、単位リッターあたりの走行距離の少なさ、
故障の多さ、車種ラインナップの少なさ(ブランドラインナップではない。)・・・
まぁ~いろいろあるわけなんですが
要するにトヨタのプリウスが発売されたのが1997年、
もう、10年以上経つわけなんですが、
その間、アメリカの自動車メーカーは
相も変わらず大型車ばかり力を入れて生産していたんです。
そりゃ~おいしいですよ、大型車は。
だって利益率がめちゃくちゃ高いんだもん。
消費者は車のローンを簡単に組んで、大型車を買っていく。
そして自動車メーカーは儲かり、足元が見えなくなっていく。
燃費の良い小型車なんて開発する必要もないや~、
みたいな・・・
・・・
危機感を常に持ち続けるって
なかなか難しいものだと思うんです。
とくに良い状況にあると、
『今の政策が正しいからこそ、この良い状況が発生しているのだ』
って思うのは当然なんです。
でも、危険ですよ、その考え。
特に状況が目まぐるしく変わる現代社会においては
非常に危険です。
難しいのは危機感を常に持ち続けること。
私たちは悟りを開いた僧侶ではないので、
そんな高度なこと、なかなかできないですね。
だから
歴史を勉強しましょ!!
あの時、あんな状況で、あんなことが起こった
という歴史を。
日常で何が起こって、どうなったか、
ということにできるだけ関心を持ちましょう。
自分が直面したときの助けになるから。
ちょっとお説教じみた感じになってしまいましたが、
何を隠そう、これはすべて自分自身に言っているようなものなんです。
なので、こんど僕を見かけたら、
『おいっ、歴史勉強してるか』
と言ってあげてください。